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蠔汁炆鮑魚│アワビのオイスターソース蒸し

難易度: 調理時間:数日
広東省の伝統料理『蠔汁炆鮑魚│アワビのオイスターソース蒸し』のレシピを紹介します。各種材料で丁寧に下ごしらえしたスープでアワビを煮込み、さらに一晩冷蔵庫で冷やしてスープをしみこませてつくる絶品料理です。アワビ以外の貝で作っても、その貝の旨味を楽しめます。

あけましておめでとうございます。

台湾では1月1日は「跨年」といいます。台湾での年越しはあくまで旧暦の「過年」がメインであり、1月1日は台北101の花火くらいで、日本のように大規模なカウントダウンイベントは行われません。文化の違いです。台湾で年越しを迎える多くの日本人が盛り上がりの小ささにがっかりするのではないでしょうか(笑)。盛り上がりを感じたいなら台北101の花火カウントダウンイベントに参加しましょう。(トイレの混雑と帰宅ラッシュで心を折られるまでを含めてイベントです。)

ホテルによっては屋上や上階のバーなどまで上がれば遠くから花火を楽しめると思います。なんと今年の1月1日の気温は30度前後と温かい(厚い)ので、屋外で過ごしても寒くなんてありません。

そんな年越しイベントに乏しい台湾ですが、近年若者を中心にアーティストの年越しライブを楽しむという文化も生まれ始めました。チケットを購入してライブ会場まで足を運べるという台湾上級者は、そういうイベントを楽しんでみてもよいでしょう。

今年の筆者は10年ぶりくらいに日本の実家で正月を過ごしています。幼少期を過ごした街でローカルな神社に初詣に行く予定です。

皆様も2017年、良い一年にしてくださいね!そしてこれからも甘口男をよろしくお願いします。


[材料]
アワビ ……… 10個
 (小型のもの)
鶏脚 ……… 8本
干しシイタケ ……… 5個
金華ハム ……… 40g
ショウガ ……… 50g
ネギ ……… 50g

氷砂糖 ……… 20g

[調味料]
老酒 ……… 大さじ1
固形ブイヨン ……… 大さじ1
紹興酒 ……… 大さじ1
オイスターソース ……… 大さじ2
チキンスープ ……… 250cc
水 ……… 500cc

[作り方]
1.ショウガを薄切りにする。ネギをぶつ切りにする。

2.鍋に水を入れて加熱し、沸騰させてショウガとネギを入れる。再び過熱して沸騰したら、アワビを入れて2-3分弱火で煮込み、殻から身を外して水気をふき取っておく。

3.作り方2の鍋に鶏脚を入れ、5分ほど中火で煮込む。火が通ったら鶏脚を取り出して水気を切っておく。

4.作り方3の鍋に残りすべての調味料と加熱して沸騰させる。沸騰したら作り方2のアワビの身と作り方3の鶏脚を入れ、落し蓋をして弱火で2時間煮込む。

5.作り方4の鍋に薄切りにした金貨ハムと氷砂糖を加え、再び弱火で30分煮込む。煮込んだら火を止め、常温まで冷ます。その後鍋に蓋をして、鍋ごと冷蔵庫で一晩冷やす。

6.干しシイタケを水で戻し、いしづきを切り取っておく。シイタケの戻し汁は取っておく。

7.冷蔵庫から取り出した鍋に作り方6のシイタケとシイタケの戻し汁を加え、再び中火で加熱して30-40分ほど煮込む。アワビの身を取り出して殻の上に盛り付け、鶏脚やシイタケを添えて上からスープをかけたら完成。

Point!
金華ハムがなければ適当な動物性の乾物で代用しましょう。カツオ節やアゴを使って和風に仕上げても良さそうです。


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薑蔥龍躉煲│ハタのネギショウガ蒸し焼き

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『』のレシピを紹介します。紹興酒などにつけたハタの切り身に軽く焦げ目をつけ、ネギとショウガと一緒に土鍋で蒸し焼きにした料理です。ハタ(の仲間)本来の旨味とオイスターソースの旨味の相乗効果を存分に楽しめます。たまにはこうした中華の魚料理もいいですね。

「龍躉」とは広東省、香港周辺でのハタの仲間の呼び名です。普通の中国語ではハタの仲間は「石斑魚」と言います。台湾でも「石斑」と呼ばれるので覚えておきましょう。(正確にはハタの仲間を指す「石斑魚」の中の一群が「龍躉」なのですが、ひとまず広東省ではハタの仲間くらいと覚えておけばよいでしょう。)

龍躉という字面はなかなかかっこいいですが、簡体字になると「龙趸」と一気に画数が減り迫力が激減します。日本で料理に使う時もぜひ「龍躉」の字をつかってカッコよく(?)紹介したいものです。

さてハタの仲間の多くは魚類によくある「雌性先熟」という成長の仕方をします。若い個体はメスで、成熟するほどオスに性転換するのです。これは縄張りを持ち、ハーレムのような習性をもつ魚に多く見られる特徴で、個体が小さなうちから繁殖の機会を得るために考え出された進化であると考えられています。若く、体が小さいうちはメスとして強いオスの子を残し、成長競争に打ち勝ち体が大きくなればオスとして多くの子供を残せるようにということなのでしょう。

我々の住む地上とは別、360度すべての方向が繋がっている海洋ならではの進化戦略と言えるでしょう。

それではレシピです。そしてよいお年を!



[材料]
ハタ切り身 ……… 300g
ネギ ……… 20g
ショウガ ……… 20g

[調味料1]
水 ……… 50cc
小麦粉 ……… 大さじ1
オイスターソース ………大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1

[調味料2]
小麦粉 ……… 大さじ1
紹興酒 ……… 大さじ1
塩 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.ネギをぶつ切りにする。ショウガを薄切りにする。すべての調味料1を混ぜ合わせておく。

2.ハタ切り身を食べやすい大きさに切り、すべての調味料2をまぶして20分ほど浸けておく。

3.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、作り方2のハタ切り身がきつね色になるまで中火で焼く。表面の色が変わったら取り出しておく。

4.熱した土鍋に大さじ1-2のサラダ油(分量外)をひき、作り方1のネギとショウガを炒めて香りを出す。続いて作り方3のハタ切り身と作り方1で混ぜ合わせた調味料1を加え、ソースが沸騰したら蓋をして弱火にする。そのまま2-3分蒸し焼きにして完成。


Point!



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芋蝦│イモエビ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『芋蝦│イモエビ』のレシピを紹介します。千切りにしたタロイモに直接味をつけ、揚げて作る料理です。料理名にエビとありますが、実はエビは使いません。通常タロイモはサトイモで代用できますが、細長い千切りにする必要があるこの料理では代用は難しいと思います。長いジャガイモなどで作った方が簡単かもしれません。

記事は後日!



[材料]
タロイモ ……… 500g
米粉 ……… 大さじ1
胡麻 ……… 大さじ1

[調味料]
紹興酒 ……… 大さじ1
五香粉 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
塩 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.タロイモの皮をむき、良く洗い千切りにする。

2.ボウルに作り方1のタロイモの千切りを入れ、すべての調味料を加えてよく混ぜ合わせる。続いて米粉と胡麻を入れ、良くかき混ぜる。

3.鍋に揚げ物油を入れて170度に熱し、作り方2のタロイモを円形に成形したものを入れてきつね色になるまで揚げる。火が通ったら取り出して油を切り、器に盛り付けたら完成。

Point!
タロイモの千切りはある程度の長さ(10cm以上)が必要です。サトイモで代用できますが、ジャガイモなどで作った方が現実的です。


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麵醬瘦肉炒土豆絲│豚肉とジャガイモのミートソース炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『麵醬瘦肉炒土豆絲│豚肉とジャガイモのミートソース炒め』のレシピを紹介します。豚肉とジャガイモの千切りをミートソースなどの調味料を使って炒めて作る料理です。ミートソースは少量しか使わないので、パスタを作った残りなどを使って一品加えたいときに役立ちます。

記事は後日!




[材料]
豚肉 ……… 80g
ジャガイモ ……… 200g
ニンニク ……… 2個
ミートソース ……… 小さじ1

[調味料]
砂糖 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 小さじ1
水 ……… 50cc
胡椒 ……… 少々
醤油 ……… 小さじ1/2
小麦粉 ……… 小さじ1/2

[作り方]
1.豚肉を包丁の背などで叩いて繊維をほぐしておき、千切りにして胡椒、醤油、小麦粉とまぶしておく。ジャガイモの皮をむき、千切りにして水に1分ほど浸けておく。取り出して水気を切っておく。ニンニクを細かくみじん切りにする。

2.ミートソースと砂糖を混ぜ合わせる。

3.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクを炒めて香りを出す。続いて豚肉を入れて表面の色が変わるまで炒めたら、ジャガイモの千切りを加えて1分ほど火が通るまで中火で炒める。さらに酒、水、作り方2のミートソースを加えて具に絡めるように混ぜ合わせたら、水気が無くなるまで中火で炒める。火が通ったら器に盛り付けて完成。

Point!
ジャガイモは細めの千切りにすると調理が簡単です。

豚肉は最初からひき肉を使ってもよいでしょう。


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香菇雞粒炒麵│シイタケと鶏肉チャーメン

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『香菇雞粒炒麵│シイタケと鶏肉チャーメン』のレシピを紹介します。料理名にある通り、シイタケと鶏肉をさいの目に切り、オイスターソースで炒めた麺と絡めて食べる広東風のチャーメンです。日本で作るなら焼きそば麺を使って作るのが簡単です。さっと作れてすぐに食べられる手軽さもうれしいですね。

麺はリンク先にある卵麺を使うのと本格的です。記事は後日!



[材料]
鶏肉 ……… 80g
焼きそば麺 ……… 1人前
シイタケ ……… 3個
キャベツ ……… 1/4個
ニンニク ……… 1個

[調味料1]小麦粉 ……… 小さじ1/2
醤油 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々

[調味料2]オイスターソース ……… 小さじ1
醤油 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.シイタケをよく洗い、いしづきを取り除いてみじん切りにする。

2. 鶏肉をみじん切りにし、調味料1をまぶして5分ほど浸けておく。キャベツを食べやすい大きさに切る。ニンニクをみじん切りにする。

3.鍋にお湯を沸騰させ、焼きそば麺を入れてバラバラになるよう混ぜながらほぐす。ほぐれたら取り出して水気を切っておく。

4.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油をひき、ニンニクを炒めて香りを出す。続いて作り方1のシイタケと作り方2の鶏肉を加え、鶏肉の色が変わるまで炒める。さらに作り方3の麺を加え、軽くかき混ぜたらすべての調味料2を加えて麺と絡めるながら炒める。麺に色が付いたらキャベツを加えてざっくりとかき混ぜ、器に盛り付けて完成。
  
Point!
焼きそば麺は焼いて火を通してもよいですが、一度湯通ししておくと余分な油分が落ちて調味料が絡みやすくなります。


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菜脯蝦仁蛋炒飯│切り干し大根とエビの炒飯

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『菜脯蝦仁蛋炒飯│切り干し大根とエビの炒飯』のレシピを紹介します。旨味たっぷりの切り干し大根を刻み、卵や蝦と合わせた炒飯です。オーソドックスな炒飯に切り干し大根というアクセントを加えることで、一味違った風味と旨さを引き出しています。切り干し大根が入っているというと嫌な顔をする人もいるかもしれませんので、食べても気づかない程度の細かくみじん切りにして調理しましょう。

記事は後日!


[材料]
ご飯 ……… 200g
エビ ……… 100g
切り干し大根 ……… 30g
ネギ ……… 20g
卵 ……… 2個

[調味料]
醤油 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々
紹興酒 ……… 小さじ1

[作り方]
1.切り干し大根をよく洗い、20分間水に浸けて柔らかくする。柔らかくなったら取り出して水気を切り、みじん切りにする。

2.エビをみじん切りにし、紹興酒と少量の塩(分量外)、胡椒(分量外)を振りかけて20分ほど浸けておく。

3.ネギをみじん切りにする。卵を割って溶いておく。

4.熱したフライペンに少量のサラダ油(分量外)をひき、作り方2のエビを色が変わるまで炒める。色が変わったら取り出しておく。

5.作り方4のフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)を加え、ご飯を入れて粒がばらばらになるようほぐしながら炒める。続いてご飯の中央に穴をあけて溶いた卵を流し込み、米粒に卵液を絡めるようにかき混ぜながら炒める。さらに作り方1の切り干し大根と作り方4のエビを加え、醤油と砂糖、胡椒を加えて味を調える。材料に火が通ったら器に盛りつけ、刻んだネギを加えて完成。

Point!
刻んだ切り干し大根は食感のアクセントにもなりますが、カリカリとした食感が苦手な人もいるかもしれません。苦手な人は咬まずに呑み込めるくらいのサイズに細かくみじん切りにして調理するとよいでしょう。ミキサーでペーストにし、炒めてフレークにして使うのもアリです。


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香煎豆腐肉餅│広東風豆腐と豚肉のステーキ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『香煎豆腐肉餅│広東風豆腐と豚肉のステーキ』のレシピを紹介します。豚ひき肉と豆腐を卵やオートミール(コーンフレーク)をつなぎにして練り合わせ、フライパンで焼いて作る料理です。食感を増すために加えているオートミールや、豚肉だけでもなく、豆腐だけでもない合わせ技がポイントです。簡単に作れるのでぜひレパートリーに加えておきましょう。

記事は後日!



[材料]
豚ひき肉 ……… 120g
木綿豆腐 ……… 1/3丁
オートミール ……… 大さじ1
 (甘みの少ないコーンフレークなどでもよい)
卵 ……… 1個

[調味料]
醤油 ……… 小さじ1
小麦粉 ……… 小さじ2
塩 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.ボウルに豚ひき肉、豆腐、オートミールとすべての調味料を加え、豆腐をつぶしながらすべての材料をよく練り合わせる。

2.大き目のスプーンで作り方1の生地をすくい、円形に成形する。

3.熱したフライパンに少量のサラダ油(分量外)をひき、作り方2の生地を両面に焦げ目をつけるよう焼く。少量の水を加え、蓋をして4-5分ほど蒸し焼きにしたら完成。

Point!
生地に味がついているのでソースはいりませんが、物足りない人はハンバーグソースやケチャップなどを添えて食べましょう。

絹ごし豆腐でも作れますが、生地がゆるくなりすぎます。つなぎの小麦粉や豚肉を多くしてください。

冷めてもおいしいのでお弁当のおかずなどにもぴったりですね。


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XO醬松子菜脯炒肉絲│マツの実と切り干し大根と豚肉のXO醤炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『XO醬松子菜脯炒肉絲│マツの実と切り干し大根と豚肉のXO醤炒め』のレシピを紹介します。千切りにした切り干し大根にパプリカなどの野菜をあしらい、炒めた豚肉にXO醤などで味付けした広東料理らしい味付けの料理です。ご飯のおかずにぴったりです。

記事は後日!



[材料]
豚肉 ……… 200g
切り干し大根 ……… 30g
マツの実 ……… 20g
ショウガ ……… 10g
ニンニク ……… 2個
パプリカ ……… 1個分

[調味料1]
紹興酒 ……… 小さじ1
醤油 ……… 小さじ1
片栗粉 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 少々
 
[調味料2]
中華スープ ……… 30cc
XO醤 ……… 大さじ2
紹興酒 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1

[作り方]
1.パプリカの種を除き、千切りにする。切り干し大根を20分ほど水に浸け柔らかくし、千切りにする。豚肉を千切りにし、すべての調味料1とよく混ぜ合わせて20分ほど浸けておく。ショウガとニンニクを薄切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ショウガとニンニクを炒めて香りを出す。続いて作り方1の豚肉を加えて色が変わるまで炒めたら、作り方1の切り干し大根を加える。更に中華スープ、XO醤、紹興酒、砂糖を加え、中火で加熱しながらよく混ぜ合わせる。

3.作り方2の鍋にパプリカを加え、中火で1-2分ほどその他の具と混ぜ合わせながら炒める。最後にマツの実を加えてざっくりと混ぜ合わせたら、器に盛り付けて完成

Point!
パプリカはニ、三種類の色違いのものを使うとカラフルで良いでしょう。

野菜はニンジンやタマネギを使っても作れます。 またキノコを使ってもよいでしょう。





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菜脯花生炆豬手│切り干し大根とピーナッツと豚足煮込み

難易度: 調理時間:2時間 + 下準備
広東省の伝統料理『菜脯花生炆豬手│切り干し大根とピーナッツと豚足煮込み』のレシピを紹介します。ピーナッツや大豆などの豆類と、出汁取り用の切り干し大根やドライフルーツを使い、豚足を煮込んだ料理です。豚足を使った世界中にありますが、このような材料で作るのは珍しいのではないでしょうか。さすが中華料理ですね。

今年いっぱいは広東料理を特集しますよ!

記事は後日!


[材料]
豚足 ……… 400g
ピーナッツ ………50g
ダイズ ……… 50g
切り干し大根 ……… 30g
ショウガ ……… 20g
ネギ ……… 20g
ドライフルーツ ……… 15g
 (好みのモノを使うとよい)
ニンニク ……… 2個
陳皮 ……… 2g
 (なくてもよい)
水 ……… 2000cc

[調味料]
醤油 ……… 大さじ1
紹興酒 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1

[下準備]
1.ダイズとピーナッツを水(分量外)に3-4時間浸けておく。

[作り方]
1.切り干し大根を水(分量外)に20分ほど浸けて柔らかくし、荒くみじん切りにする。ドライフルーツを水(分量外)に浸け、柔らかく戻しておく。ショウガを薄切りにする。ネギをぶつ切りにする。

2.鍋に水(分量外)を入れて加熱し、沸騰させる。よく洗った豚足をお湯に入れて4-5分煮込み、アクを除く。豚足を取り出したら冷水につけて冷まし、水けを切っておく。

3.熱した鍋に少量のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクを炒めて香りを出す。続いて作り方2の豚足を入れ、焦がさないように全面を満遍なく炒める。更に作り方1の切り干し大根を入れて1-2分ほど中火で炒めたら、すべての調味料と水を加える。

4.作り方3の鍋を加熱して水を沸騰させたら作り方1のドライフルーツと下準備したピーナッツとダイズ、陳皮を入れ、蓋をして弱火で2時間ほど煮込む。スープが煮詰まってきたら火を止め、器に盛り付けて完成。

Point!
作り方3で鍋に入れる水の量は鍋に合わせて調節します。水面が豚足より上に来るくらいの量に調節してください。


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菜脯蘿蔔糕│切り干し大根入り広東風ダイコン餅

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
本格広東料理『菜脯蘿蔔糕│切り干し大根入り広東風ダイコン餅』のレシピを紹介します。広東料理の定番であるダイコン餅に歯ごたえや旨味を増すための材料を加えて作る絶品料理です。普通の『ダイコン餅』は食べたことのある人は多いと思いますが、ひと手間加えることで見違えるほど味がアップするという典型的な料理です。

記事は後日!明日はクリマスですね!


[材料]
ダイコン ……… 600g
モチ米粉 ……… 600g
片栗粉 ……… 20g
エシャロット ……… 2個
ソーセージ ……… 1本
シイタケ ……… 2個
干しエビ ……… 20g
切り干し大根 ……… 30g
チキンスープ ……… 150cc

[調味料]
砂糖 ……… 小さじ1
塩 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 小さじ1
胡麻 ……… 適量

[作り方]
1.大根の皮をむき、千切りにする。エシャロットをみじん切りにする。ソーセージをみじん切りにする。シイタケをみじん切りにする。干しエビをと切り干し大根を水に浸け柔らかくし、それぞれみじん切りにしておく。

2.モチ米粉と片栗粉をふるってから混ぜ合わせ、チキンスープをダマにならないように少しずつ加えてよく混ぜ合わせておく。

3.フライパンに少量のサラダ油(分量外)をひき、ソーセージを油が出てくるように弱火で炒める。続いてエシャロットを加えて香りが出るまで炒める。更にシイタケ、干しエビ、切り干し大根を加え、弱火で2-3分炒めて火を通しておく。火が通ったら取り出して小皿に分けておく。

4.作り方3のフライパンにダイコンを入れ、透明になるまで中火で炒める。砂糖、塩、胡椒を加えて味を調えたら、作り方3で取り出しておいたその他の具を加え、よく混ぜ合わせる。

5.作り方4のフライパンを弱火で加熱しながら、作り方2の生地を少しずつ加えて混ぜ合わせる。すべての生地を加えたら火を止め、生地に粘りが出てくるまで予熱で温めながら混ぜ合わせる。

6.サラダ油(分量外)を塗った耐熱容器に作り方5の生地を流し込み、容器ごと蒸し器にかけて45分ほど中火で加熱する。生地に火が通ったらゴマを振りかけて完成。

Point!
作り方6で生地を加熱するのは炊飯器でも行えます。生地を流し込み、そのまま炊飯スイッチを入れて炊き上げてください。

材料のみじん切りは好みの大きさでいいのですが、食べたときにわずかに歯に食感が残るくらいの細かいみじん切りにするのが基本です。


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菠菜鮮肉煎餃│ホウレンソウと豚肉の焼き餃子

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『菠菜鮮肉煎餃│ホウレンソウと豚肉の焼き餃子』のレシピを紹介します。キャベツの代わりにたっぷりのホウレンソウを使った焼き餃子のレシピを紹介します。たまにはこうしてオーソドックスなレシピから外した料理を食べてみるのもいいですね。貧血気味の人にもお勧めです。

記事は後日!



[材料]
餃子の皮 ……… 12-15枚
豚ひき肉 ……… 100g
ホウレンソウ ……… 300g
ニンニク ……… 2個
水 ……… 150cc

[調味料]
紹興酒 ……… 大さじ1
片栗粉 ……… 大さじ1
醤油 ……… 小さじ2
塩 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.ホウレンソウをよく洗い、沸騰したお湯で1分ほど茹でて火を通す。火が通ったら取り出して水気を絞り、みじん切りにする。

2.ニンニクをみじん切りにする。

3.豚ひき肉、ホウレンソウ、ニンニクとごま油以外のすべての調味料をボウルに入れ、よく混ぜあわせる。餡の完成。

4.餃子の皮に適量の餡を包み、餃子の形に成形する。

5.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油をひき、作り方4の餃子を並べる。片面を中火で1分ほど焼いたら水を加え、蓋をして3分ほど蒸し焼きにする。

6.ふたを開けてごま油を垂らし、フライパンにたまった水気が無くなるまで2-3分中火で焼く。フライパンを軽く揺らして底から餃子をはがしたら、器に盛り付けて完成。

Point!
材料に味をつけているので、醤油やラー油なしでそのまま食べられますが、好みでタレを添えましょう。


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麻辣炒菠菜雲耳│ホウレンソウと黒キクラゲのピリ辛炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
四川風広東料理という不思議な家庭料理『麻辣炒菠菜雲耳│ホウレンソウと黒キクラゲのピリ辛炒め』のレシピを紹介します。料理名にある通りホウレンソウと黒キクラゲを四川風の麻辣な味付けで仕上げます。味が濃いのでおつまみなどに良いですね。

記事は後日!年末であわただしくなってきましたが、日本の皆様もお体にお気をつけてお過ごしください。


[材料]
ホウレンソウ ……… 300g
干しキクラゲ ……… 20g
ニンニク ……… 2個
トウガラシ ……… 10g
花椒 ……… 大さじ1

[調味料]
紹興酒 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
塩 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.ホウレンソウをよく洗い、茎の付け根を切り落としておく。干しキクラゲを水で戻し、食べやすい大きさに切る。ニンニクを薄切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、花椒とトウガラシを弱火で炒めて香りを出す。香りが出たらトウガラシと花椒を取り除き、油だけフライパンに残しておく。

3.作り方2のフライパンにニンニクを入れ、炒めて香りを出す。続いてホウレンソウを加え、柔らかくなるまで中火で炒める。さらに作り方1で戻したキクラゲと紹興酒を加え、蓋をしてフライパンを揺らしながら2分ほど炒める。

4.最後に塩、胡椒で味を調え、ごま油を振りかけたらざっくりと混ぜ合わる。器に盛り付けたら完成。

Point!
少量の醤油やオイスターソースを垂らしても美味です。好みで加えましょう。



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菜脯燉雞湯│切り干し大根と鶏肉のスープ

難易度:☆ 調理時間:2時間
福建省や広東省、台湾などの中国南部地方で食べられる家庭料理『菜脯燉雞湯│切り干し大根と鶏肉のスープ』のレシピを紹介します。鶏肉を半匹分、あとは切り干し大根とキノコのダシを使ってじっくり煮込んだシンプルなスープです。シンプルながら三種の材料の旨味が混ざり合い、滋味あふれる味を楽しめます。

記事は後日!



[材料]
鶏肉 ……… 半匹分
切り干し大根 ……… 100g
キノコ ……… 100g
 (何でもよい、干しキノコを使えば出汁にもなる)
ショウガ ……… 20g
ネギ ……… 20g
水 ……… 2000cc

[調味料]
酒 ……… 大さじ1
塩 ……… 小さじ1/2
 (適宜増量)

[作り方]
1.切り干し大根をよく洗い水に20分ほど浸けておく。干しキノコを使う場合は水に20分ほど浸けて柔らかくしておく。

2.ショウガを薄切りにする。ネギをぶつ切りにする。キノコをみじん切りにする。

3.鶏肉と切り干し大根、キノコ、ショウガ、ネギ、酒、水を土鍋入れて火にかけ、加熱して沸騰させる。沸騰したら蓋をして弱火で1時間ほど煮込む。アクを取り除き、最後に塩で味を調えたら完成。


Point!
生のキノコを使ってもよいですが、干しキノコを使うとより風味がアップします。鶏肉は骨付きのものを使い、出汁がとれるようにしましょう。


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冬瓜瑤柱豬潤瘦肉湯│トウガンと貝柱と豚レバーのスープ

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
広東省の絶品スープ料理『冬瓜瑤柱豬潤瘦肉湯│トウガンと貝柱と豚レバーのスープ』のレシピを紹介します。貝柱と豚レバー、そして豚肉それぞれの具材の旨味を引き出したスープをトウガンにたっぷりと吸わせて作る絶品スープ料理です。

記事は後日!



[材料]
トウガン ……… 500g
豚肉 ……… 100g
豚レバー ……… 100g
干し貝柱 ……… 30g
ショウガ ……… 20g
水 ……… 1500cc

[調味料1]

紹興酒 ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1
小麦粉 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 少々


[調味料2]

紹興酒 ……… 大さじ1
ショウガ搾り汁 ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1
小麦粉 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 少々

[調味料3]
塩 ……… 適量
胡椒 ……… 適量

[作り方]
1.トウガンの皮をむき、種を除いて身を食べやすい大きさに切る。干し貝柱をよく洗い、水に浸けて柔らかくしておく。貝柱が柔らかくなったら取り出して水気を切っておく。

2.豚肉を薄切りにし、調味料1と混ぜ合わせて5分ほど浸けておく。豚レバーをよく洗って薄切りにし、調味料2と混ぜ合わせて5分ほど浸けておく。

3.ショウガを薄切りにする。

4.鍋に水と作り方1で戻した貝柱を入れ、加熱して沸騰させる。続いて作り方3のショウガ、作り方1のトウガン、作り方2の豚肉を入れて中火で15分煮込む。更に作り方2の豚レバーを入れて、火が通るまで煮込んだら火を消し、塩、胡椒で味を調えて完成。

Point!
最期の塩コショウでの味付けは好みですが、なるべく素材の旨味が引き立つよう薄味を心がけてみましょう。


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雞蓉豆腐薺菜羹│鶏ミンチと豆腐とナズナのスープ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『雞蓉豆腐薺菜羹│鶏ミンチと豆腐とナズナのスープ』のレシピを紹介します。春の七草のひとつでもあるナズナを使った絶品中華料理です。スープをかき混ぜると浮かんでくるピンク色の鶏肉のミンチがスープ全体に味を広げ、豆腐がとろりとした食感、とろみのついたスープに散らばったネギやパセリがさわやかな後味を口中に広げてくれる絶品料理です。

ナズナは学名を Capsella bursa-pastoris といいます。アブラナ科の植物で中国語では「薺菜」、別名を護生草、地菜、地米菜、菱閘菜といい、その名前から食用の植物であることが分りますね。日本ではぺんぺん草という別称の方が有名かもしれません。ナズナは種子、葉、茎が食用になります。世界の温帯に広く分布し、野生でも栽培でも育てられます。今の日本ではよほどのことがなければ春の七草で作る『七草がゆ』以外で口にする機会はないでしょうが、一昔前は手軽に採取できる野菜として様々な料理に使われていました。

ナズナは春になると芽を出し、夏には地上部の大部分が枯れてしまうことから「夏無」から名づけられたという説があります。残った地上部をロゼットにして冬を越し、翌年も成長することがあります。ぺんぺん草も生えない…と比喩がされるほど荒地に強い植物で、気温さえ適正ならほぼどんな土壌でも生育すると言われています。まぁアブラナ科の植物は全体的に荒地栽培に強いものが多いのですが(笑)。

ナズナは冬のロゼットも食べられないことはないですが、丁寧にあく抜きをしないと苦みがあります。今回の料理に使うナズナは地上部の葉や茎の部位を使います。春になったら試してみてはいかがでしょうか?

それではレシピです。



[材料]
絹ごし豆腐 ……… 1丁
鶏肉ミンチ ……… 250g
ナズナ ……… 500g
ネギ ……… 20g
パセリ ……… 20g
チキンスープ ……… 1000cc
水溶き片栗粉 ……… 100cc
[調味料]
紹興酒 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々


[作り方]
1.鶏肉ミンチに紹興酒、砂糖、塩、胡椒をよく混ぜ合わせ15分ほど浸けておく。

2.豆腐をさいの目に切る。ネギ、パセリをそれぞれみじん切りにする。ナズナをよく洗い、みじん切りにする。

3.鍋に中華スープを入れて沸騰させ、鶏肉ミンチをばらしながら加える。そのまま5分ほど煮込みながらアクを取り除く。続いてナズナを加え、さらに10分ほど煮込む。

4.作り方3の鍋に豆腐を加え、加熱して沸騰させる。最後に火を止めて水溶き片栗粉を流しいれ、スープにとろみをつける。器に盛り付けたら、最後にネギとパセリを散らして完成。

Point!
鶏肉はバラバラになるように煮込みます。浮いてきた塊はそれぞれ箸などでほぐしてバラバラにしましょう。最終的にスープの底に鶏肉のかけらが沈み、上に豆腐が乗っているような状態になります。


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豉油皇煎蝦碌│広東風エビの醤油炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『豉油皇煎蝦碌│広東風エビの醤油炒め』のレシピを紹介します。新鮮なエビをショウガやネギと一緒に砂糖醤油で炒めて作る料理です。日本でも簡単に再現が可能で、食卓に乗るとみんなが喜ぶ絶品料理です。日本で作るなら日本酒を添えて食べたいですね。

記事は後日!


[材料]
エビ ……… 8匹
タマネギ ……… 20g
ニンニク ……… 2個
ショウガ ……… 10g
ネギ ……… 10g

[調味料]
醤油 ……… 大さじ2
砂糖 ……… 大さじ1
水 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 小さじ1

[作り方]
1.エビをきれいに洗い、殻をむいて背ワタを除いておく。タマネギを薄切りにする。ネギをみじん切りにする。ニンニクとショウガを細かくみじん切りにするかすりおろす。

2.小皿に醤油、砂糖、水を入れてよく混ぜ合わせておく。

3.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、作り方1のエビを入れて表面に軽く焦げ目がつくまで強火で炒める。焦げ目がついたら取り出しておく。

4.作り方3のフライパンに少量のサラダ油(分量外)を足し、作り方1のタマネギ、ネギ、ニンニク、ショウガを入れて香りが出るまで炒める。これに作り方3のエビと作り方2の調味料を足し、全体に味がなじむようによくかき混ぜながら水気が無くなるまで炒める。最後にごま油を散らして器に盛り付けて完成。

Point!
エビはブラックタイガーやタカエビなど中型のエビを使いましょう。

エビを焼く段階では表面の色が変わる程度でかまいません。その後調味料を絡めて炒めますが、火を通しすぎないように注意して下さい。


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冰鎮鮮鮑魚│中華冷アワビ

難易度: 調理時間:1時間以内
広東の名物料理『冰鎮鮮鮑魚│中華冷アワビ』のレシピを紹介します。蒸した生アワビを香辛料で臭み抜きし、旨味だけを閉じ込めた料理です。メインディッシュに引けを取らない旨みの塊となったアワビで、食欲を引き出しましょう。日本のお酒にぴったりですが、ワインなどと合わせても良さそうです。

アワビの価格が高いので、☆二つとしています。お土産でもらうこともあるかもしれませんので、調理方法を覚えておきましょう。

記事は後日!



[材料]
生アワビ ……… 8個
 (殻付き)
ショウガ ……… 20g
ネギ ……… 20g
八角(スターアニス) ……… 5個
草果(カルダモン) ……… 3粒
月桂葉(ローリエ) ……… 2枚
水 ……… 500cc

[作り方]
1.ショウガを薄切りにする。ネギをぶつ切りにする。

2.鍋にショウガ、ネギ、八角、草果、月桂葉と水を入れ、沸騰したら火を止めて30分放置して冷ましておく。

3.生アワビをよく洗い、刷毛を使って表面のぬめりを丁寧に取り除く。

4.蒸し器に生アワビを入れ、10分ほど中火で蒸す。火が通ったら取り出して殻から身を外し、内臓部分を切り落としておく。

5.作り方4のアワビの身を作り方3のスープに浸け、落し蓋をして容器ごと冷蔵庫に入れる。そのまま4時間ほど冷やしてスープを染みこませる。スープが染みたら取り出して殻の上に盛り付けて完成。


Point!
写真では茹でて火を通したアスパラガスを添えています。好みで旨味の強い野菜を一品添えると高級感が出るとともに、臭み取りにもなります。いろいろなものを添えて何が合うか探ってみましょう。シイタケ、トマト、アスパラガス、ニンジンなどがおススメです。


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粟米斑魚塊│魚から揚げのコーンとホワイトソースかけ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東料理『粟米斑魚塊│魚から揚げのコーンとホワイトソースかけ』のレシピを紹介します。小麦粉の衣をつけて揚げたタラのから揚げにホワイトソースのようなコーン入りの牛乳ベースのとろみのついたソースをかけて食べる料理です。一見シチューのようですが、中にはゴロリとした魚のから揚げが出てくるという見てびっくり、触れてびっくり、そして食べてびっくりの面白い料理です。

記事は後日!


[材料]
タラ切り身 ……… 200g
卵 ……… 2個
コーンスターチ ……… 50g

コーン粒 ……… 150g

タマネギ ……… 半個

[調味料1]
紹興酒 ……… 小さじ1
塩 ………適量
胡椒 ………適量

[調味料2]
牛乳 ……… 100cc
チキンスープ ……… 50cc
小麦粉 ……… 大さじ1
塩 ……… 適量
胡椒 ……… 適量

[作り方]
1.タラ切り身を一口サイズに切り分ける。これに調味料1の紹興酒と塩、胡椒をまぶし、15分ほど浸けておく。

2.卵を一つ割って溶き、作り方1のタラ切り身の表面にまぶす。更に小麦粉をまぶして衣を作る。

3.鍋に揚げ物油を入れて180度に熱し、タラ切り身を入れて衣がきつね色になるまで揚げる。火が通ったら取り出して油を切り、器に盛り付けておく。

4.タマネギをみじん切りにする。熱したフライパンに少量のサラダ油(分量外)をひき、タマネギを炒めて香りを出す。続いてコーン粒とチキンスープを加え、加熱して沸騰させる。残り一つの卵を溶き、フライパンに高所から入れてよくかき混ぜる。更に牛乳と大さじ3の水(分量外)で溶いた小麦粉をよくかき混ぜながら少しずつ加え、ゆっくりと加熱する。スープにとろみが出てきたら、作り方3の魚のから揚げの上にかけて完成。

Point!
魚の種類は問いません。タイやサケなど加熱しておいしいものを使いましょう。





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脆炸煙三文魚春卷│スモークサーモンの揚げ春巻き

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の伝統料理『脆炸煙三文魚春卷│スモークサーモンの揚げ春巻き』のレシピを紹介します。薄切りにしたスモークサーモンを香草と一緒に春巻きで巻き、揚げて作る料理です。実際には火を通す必要のない燻製ですが、このようにひと手間かけてさらにおいしくする技術は面白いですね。

この料理に使われている香草は英語でディルと呼ばれます。和名は「イノンド」というそうですが、ディルの方が通じやすいでしょう。セリ科の一年草で学名は Anethum graveolens といいます。一種一属の珍しい属です。中国語では蒔蘿、洋茴香、刁草などとよばれます。 古くからヨーロッパでは痛み止めの薬として使われ、英名のディルは古いスウェーデン語で「あやす」を意味する「Dylle」に由来するといいます。

種子は生薬「蒔蘿子」と呼ばれますが、アジア各国、地域で基源となる植物が異なります。別の地域で同じ料理を作る場合は材料を吟味する必要があるでしょう。

日本でも栽培は可能ですが、夏の高温と大量の日照を必要とするので栽培可能な地域は限られそうです。ビニールハウスやLED照明などで作る必要があるかもしれません。

糸のように細い新鮮な葉もハーブになります。ただし新鮮なうちに使う必要があるので、日本ではなかなか手に入らないかもしれません。

ポーランド人には日本人にとってのタマネギくらいありふれた食材らしく、筆者の知人のポーランド人は料理をご馳走してくれる時は何とかこの野菜を台湾で手に入れる方法を探していました。結局手に入りませんでしたが、彼がディルについて熱く語る姿は忘れられません(笑)。もしポーランド人の知り合いがいたらディルを使った料理の作り方を聞いてみるといいでしょう。

それではレシピです。


[材料]
春巻き皮 ……… 7-8枚
スモークサーモン ……… 150g
サワークリーム ……… 100g
ディル ……… 30-50g

[調味料]
一味唐辛子 ……… 適量
塩 ……… 適量
胡椒 ……… 適量

[作り方]
1.ディルをみじん切りにする。

2.サワークリームを常温に戻しておく。スモークサーモンを薄切りにし、2cm角ほどに切り分けておく。

3.ボウルにサワークリーム、スモークサーモン、ディル、一味唐辛子、胡椒、塩を加え、よく混ぜ合わせる。

4.春巻き皮を対角線で三角形に切り、長辺の中央あたりに作り方3のスモークサーモンなどを長く乗せる。長辺の両側を折りたたみ、そのままもう一つの頂点に向かってクルクルと巻く。

5.鍋に揚げ物油を入れて160度に熱し、作り方4の春巻きを入れてきつね色になるまで揚げる。春巻きに火が通ったら取り出して油を切る。春巻きの中央あたりを斜めに切るなどして器に盛り付けたら完成。

Point!
ディル以外の好みの香草を使ってもよいでしょう。パセリやバジル、面倒ならタマネギを薄切りにしても代用できます。

ある程度下味をつけているのでそのまま食べられます。塩や胡椒を少なめにして薄味に仕上げたなら、ケチャップやマヨネーズなどをディップして食べてもよいでしょう。

春巻きの皮は餃子の皮で代用できそうですが、大型の正方形をしているので形が合いません。ベトナム料理のライスシートは大体が大きな円形なので、これなら代用が可能です。


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冬菇栗子炆五花腩│シイタケとクリと豚ばらの広東風煮込み

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
広東省の家庭料理『冬菇栗子炆五花腩│シイタケとクリと豚ばらの広東風煮込み』のレシピを紹介します。料理名にある通り、クリと豚肉をシイタケや醤油のダシで煮込んだ料理です。広東料理らしくオイスターソースや紹興酒も隠し味として一役買っています。

料理名にある「炆」とは広東料理に特有の調理法を示す漢字です。似たような調理方法に「燉」、「煮」、「熬」、「燒」があります。それぞれ煮込むときのスープの量や煮込む時間が異なります。また同じ漢字を使っていても地方や作る料理ごとに少しずつ意味が異なることもあるので注意が必要です。その料理が生まれた時代の漢字の使い方なども影響してくるので、明確な境界がなく感覚で覚えるしかありません。

ちなみ中国語のWikipediaには"調理技法(烹調方法)"として40種類以上の技術が登録されています。もちろんWikipediaに書かれていない調理方法はたくさんあるので、実際には膨大な調理技法が存在します。

料理が得意な人は一度自分が身につけた調理の技法を整理してみると新たな発見があるかもしれません。料理や洗濯など日常で当たり前のように繰り返している動作や技術をリストアップし、俯瞰してみることは自己分析の良い方法となります。リストアップした技術は意外なところで役だったりします。数日かけて頭の中を整理してみてはいかがでしょうか?

それではレシピです。



[材料]
豚ばら肉 ……… 300g
クリ ……… 200g
 (皮をむいたもの)
ショウガ ……… 20g
ネギ ……… 20g
干しシイタケ ……… 4個
タマネギ ……… 1個
ニンニク ……… 3個
チキンスープ ……… 200cc

[調味料1]
醤油 ……… 大さじ1
オイスターソース ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1

[調味料2]
紹興酒 ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1
片栗粉 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.干しシイタケを水で戻し、いしづきを取って十字に切り分けておく。

2.ショウガを薄切りにする。ネギをぶつ切りにする。ニンニクを薄切りにする。タマネギをくし切りにする。

3.豚ばら肉を一口サイズに切り分け、すべての調味料2をまぶしてよく混ぜ合わせる。そのまま20分ほど浸けておく。

4.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、作り方3の豚ばら肉を表面の色が変わるまで炒める。続いてニンニク、ネギ、ショウガ、タマネギを入れて、香りが出るまで炒める。

5.作り方4のフライパンの中のタマネギが透明になるまで炒めたら、クリと作り方1のシイタケを加えて中火で2分ほど炒める。続いてチキンスープとすべての調味料1を入れてよく混ぜ合わせたら、加熱して沸騰させる。沸騰したら蓋をし、中火で25分煮込む。豚ばら肉とクリに火が通ったら器に盛り付けて完成。

Point!
好みで出来上がりに刻んだネギを散らしましょう。

豚ばら肉以外の部位でも作れます。ある程度脂があった方が美味です。

牛肉で作ると『冬菇栗子炆牛排』という料理になります。


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藥燉排骨│簡単薬膳カルビ

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾の夜市でおなじみの薬膳料理『藥燉排骨│超簡単薬膳カルビ』のレシピを紹介します。当帰、高麗人参、黄耆、山薬などの漢方薬材で豚肉を煮込んで作る台湾ではおなじみの薬膳料理です。今回は薬膳効果を簡単に再現するためエキス製剤を使って作る超お手軽レシピです。さすがに本物には少し風味が足りませんが、日本で再現するならこれ以上簡単に作る方法はありません。

日本人にはすっかりおなじみとなった漢方薬のエキス製剤は、日本の「小太郎漢方製薬」という会社が世界で初めて開発に成功した日本生まれの技術です。もともと煎じ薬や丸剤などしかなかった漢方薬を均一の品質で全国に広げることができるようになり、漢方薬を医療保険でカバーできるようにした根幹技術となりました。漢方薬のエキス製剤が生まれたのは1957年のことで、漢方薬が薬価基準(健康保険)に収載されたのが1967年のことです。その後も各メーカーによるたゆまぬ技術開発が続いています。

日本で生まれた煎じ薬のエキス製剤を作る技術は台湾にも渡り、今では日本を超える種類の多くの中国医学薬のエキス製剤が販売されています。日本と中国、台湾のエキス製剤で最も大きな違いは、やはり単味エキスの有無でしょう。中国、台湾では日本ではほとんど使用されない(というか薬価基準に収載されていない)単味のエキス製剤が非常に多くの種類あります。例えば紅参、大棗、桂皮、当帰など中国医学で良く用いられるほとんどすべての生薬単体のエキスが多数販売されており、中国医学の診療所では医師の処方に合わせ、これら単味(や処方)のエキス製剤を組み合わせて薬を作っているのです。

日本のエキス漢方ではほとんど実現できない「加減」を容易に実現できるようになっているのが、台湾や中国のエキス製剤の特徴と言えます。ちなみに台湾では製造しているメーカーによって同じ薬材のエキスでも濃度に大きなばらつきがあります。例えばA社製の黄耆エキスは1gに黄耆3.3gのエキスが、B社製のものには同じ1gのエキスでも黄耆1gしか入っていないという風にです。それでいて値段はほとんど変わらなかったりするのです。

製薬メーカーごとに製剤技術に差があるのかもしれませんが、さすがにこれだけ差があるのはどうかと思います。筆者であるHigene も最近は多くのお客様に漢方薬の調合を頼まれるようになりました、患者様の体調や薬によっては単味のエキス製剤を組み合わせて作ることも多いのですが、その昔は製材ごとにメーカーを選ぶのに四苦八苦していました。今では自作のプログラムで最も経済的な(一回に服用する量が少なくて済む)製剤とメーカーをチョイスしています。が、それでもなかなか…大変なんです(笑)。

台湾の薬局方は日本の物を大きく参考にしています(というか、ほぼそのままです)。しかし医療関連の法整備は独自のものが多く、とくに中国医学関連の法律はほとんど未整備と言っていい状態にあります。国民の健康のためにしっかりとした法整備がなされ、台湾の人たちがより健康で公平な医療を受けられるようになるといいですね。

それではレシピです。


[材料]
豚骨付きカルビ ……… 400g
水 ……… 700cc
漢方 十全大補湯エキス製剤 7.5-10g

[調味料]
塩 ……… 小さじ1
酒 ……… 大さじ6

[作り方]
1.豚骨付きカルビを一口サイズに切り分け、お湯にくぐらせるなどしてアクを抜いておく。

2.炊飯器に作り方1の豚骨付きカルビと水、漢方 十全大補湯エキス製剤と、すべての調味料を入れ、蓋をしてスイッチを入れる。炊き上がったら器に盛り付けて完成。

Point!
水700ccにさらに豚肉が入るので、5.5号炊き以上の炊飯器が必要です。小型のものしかない場合は適宜量を調節して下さい。

十全大補湯のエキス製剤はどのメーカーのものを使っても構いません。大人の一日量より少し多めのエキスを入れるとよいでしょう。

スープは薬膳効果の塊です。忘れずに飲み干しましょう。





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檸檬蒸蝦│エビのレモン蒸し

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『檸檬蒸蝦│エビのレモン蒸し』のレシピを紹介します。ニンニクやトウガラシを刻み、ナンプラーとレモン汁で味付けしたソースをかけたエビを蒸して作る料理です。スパイシーでエスニックなおかず料理です。台湾のタイ料理店や熱炒店などで食べられます。

記事は後日!

[材料]
エビ ……… 200g
トウガラシ ……… 3本
ニンニク ……… 10g
パセリ ……… 3g

[調味料]
レモン汁 ……… 大さじ2
ナンプラー ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1/3

[作り方]
1.トウガラシ、ニンニク、パセリをみじん切りにし、すべての調味料を混ぜ合わせてソースを作る。

2.エビをよく洗い、ヒゲと足を切り落として耐熱容器に並べる。上から作り方1のソースをかけ、ラップをして容器ごと蒸し器にかける。強火で15分ほど蒸し、エビに火が通ったら取り出してラップを外したら完成。

Point!
エビの種類は問いませんが、ブラックタイガーで作るのが一般的です。


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奶油蒸螃蟹│カニのバター蒸し

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾では屋台などでもおなじみ『奶油整螃蟹│カニのバター蒸し』のレシピを紹介します。中型のカニにバターを乗せて、アルミホイルに包んだまま蒸して作ります。食材さえあればとても簡単に作れます。

カニは卵で増えます。卵から孵化したカニの幼生は(例外はありますが)ナウプリウスと呼ばれる触角を使って遊泳する段階、さらにゾエアと呼ばれる足で遊泳する段階に成長します。この段階までは海中でプランクトン生活として浮遊生活を行います。更に成長が進むとそれぞれの種に適した場所に定着し、カニですがエビのようにしっぽの伸びたメガロパと呼ばれる段階に成長します。ゾエアやメガロパ段階の甲殻類はチリメンジャコによく混ざっているので、探せば結構見つかります。慣れるとかわいい(と思う人もいる)ので興味がある人は探してみましょう。

カニもエビも、幼生期はプランクトンとして海中を漂っています。一説によると生息範囲を広げるためといわれています。エビもカニも、さらには昆虫も、節足動物の仲間ですが、節足動物の祖先は今から約5億4200万年前のカンブリア紀に誕生しました。現生のほとんどすべての生物の祖先が生まれたのがこのカンブリア紀です。これ以降、生物は地表のすべてを覆いつくすように進化、分化していきます。

今でこそ人類が地上の覇権を握っていますが、時代によっては爬虫類や甲殻類、そして植物が地球でもっとも繁栄していた生物だった時代があったのです。

今から数億年後の地球ではどんな生物が闊歩し、またどんな料理を食べているのでしょうか?想像するだけでワクワクしてきますね。

それではレシピです。



[材料]
カニ ……… 1匹(中型、500g程度のもの)
タマネギ ……… 60g
ニンニク ……… 10g
バター ……… 40g

[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 少々
胡椒 ……… 適量

[作り方]
1.カニをよく洗い、えらなどの食べられない部分を除いておく。タマネギを千切りにする。ニンニクをみじん切りか薄切りにする。

2.熱したフライパンにバターを入れて溶かし、タマネギとニンニクを入れて香りが出るまで炒める。続いてすべての調味料を加え、酒のアルコールが飛ぶまで加熱する。

3.アルミホイルにカニを乗せ、上から作り方2のフライパンの中身をすべてかける。アルミホイルをたたんで蓋をし、そのまま蒸し器か炊飯器に入れて15分加熱する。

4.カニに火が通ったらホイルを開けて容器に盛り付けて完成。

Point!
カニは食べやすいよう、あらかじめ殻に亀裂を入れておいてもよいでしょう。

ホイルに穴が開いていないならオーブンでも作れます。丸ごと入れられるなら炊飯器でも調理が可能です。


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香煎粟米蝦餅│コーンとエビのすり身焼き

難易度:☆ 調理時間:30分以内
香港の家庭料理『香煎粟米蝦餅│コーンとエビのすり身焼き』のレシピを紹介します。すり身にしたエビとコーンに小麦粉を加えて団子状に練り、フライパンで焼いて作る料理です。大量に作ってパーティーなどでつまんで食べるもよし、冷凍しておいてお酒のつまみにするもよし、子供のおやつ代わりにするもよし、様々な場面で万能に活躍する料理です。

記事は後日!



[材料]
エビむき身 ……… 250g
コーン ……… 100g
小麦粉 ……… 大さじ2
ネギ ……… 10g
パセリ ……… 10g

[調味料]
紹興酒 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
塩 ……… 適量
胡椒 ……… 適量

[作り方]
1.ネギとパセリをみじん切りにする。エビむき身を包丁の背などで叩いてペースト状にする。

2.ボウルにエビむき身のペーストとコーン、ネギ、パセリとすべての調味料を加え、小麦粉を少量ずつ加えながら粘りが出るまで混ぜ合わせる。

3.作り方2の生地を適当な大きさの円盤状に成型する。熱したフライパンに少量のサラダ油(分量外)をひき、エビ生地の両面に軽く焦げ目がつくまで焼いたら完成
  
Point!
生地に中華スープの素などを混ぜ込むと風味がアップします。

生地の厚さによて焼く時間を調節してください。あまり厚くすると中まで火が通りにくいので、食べやすさと調理しやすさのバランスを考えた大きさにしましょう。

両面に餃子の皮を張り付けて焼くパターンもあります。

揚げても作れます。


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粟米蝦仁炒鮮百合│コーンとエビとユリネの中華炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東省の家庭料理『粟米蝦仁炒鮮百合│コーンとエビとユリネの中華炒め』のレシピを紹介します。調味料に漬けて味をしみこませたエビを、コーン、ユリネ、パセリと一緒にごま油で炒めた料理です。コーンの甘み、エビの旨味、ユリネのさっぱりとした味のすべてを一度に楽しめる日本人の口に合う料理です。

百合根(ユリネ)は食用にされるユリ科の植物の鱗茎を総称して呼ぶ呼び方です。一般にユリネといえばコオリユニと呼ばれる種を栽培したものの鱗茎を指します。栄養価が高く、古くから民間薬としても使われてきました。

ユリ科を含む単子葉植物のほとんどが草本です。 木になる単子葉植物はヤシやドラセナなどごく少数しかありません。日本ではほとんどお目にかかる機会がありませんが、熱帯地方に行けばヤシの材木で作った家や家具を見かけることができます。台湾では大量のビンロウを消費しており、ビンロウジュの木材を使った家具や小物をときどき見かけることができます。ヤシ科の木材は乾燥品と若木の比重が大きく異なり、また若木か老木かでも性質が大きく異なるそうで、家具や住宅には少々使いにくいとされています。ただ双子葉植物の木材とは違う木目が美しいので、木材を扱う知識のある方は手に入れて加工してみるのも良いかも知れません。台湾では「材木行」などの看板を掲げている場所で手に入れることができます。

それではレシピです。


[材料]
冷凍エビ ……… 200g
コーン ……… 100g
セロリ ……… 2本
百合根 ……… 1個
ニンニク ……… 2個

[調味料1]
ごま油 ……… 大さじ1
塩 ……… 適量
胡椒 ……… 適量

[調味料2]
紹興酒 ……… 大さじ1
オイスターソース ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
塩 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.冷凍エビを解凍し、すべての調味料2と混ぜ合わせて15分ほど浸けておく。

2.パセリをみじん切りにする。ニンニクを細かくみじん切りにする。ユリネの切片はがし、水に浸けておく。

3.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクを炒めて香りを出す。続いて作り方1のエビを入れて、表面の色が変わるまでさっと炒めて取り出しておく。

4.作り方3のフライパンを強火で熱し、少量のサラダ油(分量外)をひく。続いてパセリを柔らかくなるまで炒める。更にコーンと作り方3のエビ、水を切った百合根を加え、エビに火が通るまで炒める。最後にすべての調味料1を加えて味を調え、器に盛り付けて完成。

Point!
百合根は切片をばらしたあと空気に触れさせておくと褐色に変色します。それを防ぐため、ばらした切片は水に浸けておきましょう。


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椒鹽虎蝦│ブラックタイガーの塩コショウ焼き

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾をはじめ中国南部沿岸諸省で食べられる『椒鹽虎蝦│ブラックタイガーの塩コショウ焼き』のレシピを紹介します。地域によって微妙に味付けや調理方法が違うのですが、今回は潮州風のレシピをお届けします。塩コショウとトウガラシをまぶしたブラックタイガーを蒸し焼きにした絶品料理です。ビールによく合います。

台湾では『胡椒蝦』などの名前で特に台湾南部の名物料理として楽しまれています。

さて、料理名にもある「虎蝦」とは「ブラックタイガー」のことで日本でもおなじみの大型のエビの事です。英語でも中国語でも「虎」の名前が付けられていますが、正式な和名は「ウシエビ」といいます。日本だとウシになってしまうんですね。まぁ、中国語でも正式名称は「草蝦」というんですけどね。

タイガーという名称はエビの身の部分に黒い縞模様が入っていることから名づけられました。そのTIGER│タイガーという英語は古代メディア語で矢を表す「Tigris」という語が元になっているそうで、矢のように流の速い川、ティグリス川と同じ語源を持ちます。矢のように動きが早い動物という意味であったとされています。(参考:http://ameblo.jp/nirenoya/entry-10503922274.html)

日本語のトラは「捕らえる」から来ているそうです。日本に存在しないはずのトラにいつ頃どういった理由で名前が付けられたのかは知りませんが、中国から伝説だけが渡ってきて漠然と名前が付けられたのではないでしょうか。

本家漢字の虎の字は象形文字です。この字はかなり古くから存在したことが分っており、中国では恐怖の対象、かつ割と身近な存在であったようです。虎の字を使った故事成語が多いことからも分かりますね。

そんな虎の名前を冠した「エビ」を使った料理です。竹林にブラックタイガーの養殖池を作ったら…、立派なエビになったりはしませんかね…。

それではレシピです。


[材料]
ブラックタイガー ……… 12尾
ネギ ……… 30g
ニンニク ……… 3個
トウガラシ ……… 2本
小麦粉 ……… 50g

[調味料]
紹興酒 ……… 大さじ2
塩 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 適量

[作り方]
1.ブラックタイガーをよく洗い、背中を割って背ワタを抜く。

2.ネギとニンニクを細かくみじん切りにする。トウガラシをみじん切りにする。

3.ボウルに小麦粉と塩、胡椒を入れてよく混ぜ合わせる。これを作り方1のブラックタイガーの身にまぶす。

4.フライパンに揚げ物油を適量入れて160度に熱し、作り方3で衣をつけたブラックタイガーを入れてきつね色になるまで火を通す。火が通ったら取り出して油を切っておく。

5.別のフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ネギとニンニクを炒めて香りを出す。続いてトウガラシと作り方4で揚げたブラックタイガーを加えて全体をよく混ぜ合わせながら中火で炒める。

6.最後に紹興酒を振りかけてアルコール分を飛ばして香りを出したら、適量の塩、胡椒を振りかけて完成。

Point!
台湾では鉄鍋で蒸し焼きにして作りますが、広東省では一度揚げたものを使って作るようです。フライパンでも炒めるので、揚げる段階では衣に軽く色が付くまで揚げればOKです。

出来上がりにレモンやライムを添えてもよいでしょう。


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